都立晴海総合高校で、高校1年生に向けたボランティア講演会を行いました。
ここは地域の避難所に指定されているとのことで、災害発生時は生徒さんたちも避難所ボランティアをする可能性があるそう。
自分も被災しながら、避難所ボランティアをするとなると相当こころに負担がかかります。そんなときに活かせるこころのケアについてのお話をするという、久しぶりの公認心理師としてのお仕事です♪
ただ、起きるかわからない災害時の話だけをするのももったいないので、テーマは「災害時にも日常のストレス場面でも活かせるこころのケア」に。
大切なものを失った喪失体験やストレスで、悲しみや怒り、無気力といった状態になっても、それは自然な反応だから押し込めないでね。専門家に相談することは自分が弱いということではないよ。自分がショックやストレスを感じているということを自分で認めてあげてね。などとストレス反応の話からスタート。
途中で腹式呼吸やストレッチなどのセルフケアのアクティビティを挟みながら、自分のこころを整える方法を紹介していきます。
自分も被災しながら避難所ボランティアを続けるには、自分で自分をケアすることが大切。頑張りすぎないこと、自分で解決しようとせずに大人につなぐこと、十分休息をとることなど、避難所ボランティアの心得も伝えました。
最後は、災害や大きいストレスに襲われてからこころをケアしようと思っても難しいから、普段から規則正しい生活リズムをつくったり、周りの人とつながったりしながらレジリエンスを高めていこうねーと投げかけて終わりました。
各地でワークショップをしていると、探究より先にこころのケアが必要な子に出会うことがあります。そんな子どもたちに寄り添いたくて取った公認心理師の資格。今日の高校生たちにも響いていたらいいな。
これからも子どもたちの安心安全な学びの場をつくっていくための、ELMS的な心理プログラムを提供していきます^^
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