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はじめてのサイエンス「ちょうちょとかくれんぼ~春の野原のだいさくせん!」レポート

毎月定例の親子講座「はじめてのサイエンス」、今回は「ちょうちょとかくれんぼ~春の野原のだいさくせん!」でした!
ちょうちょが身を守るため、植物に擬態する「カモフラージュ=かくれんぼ」がテーマです。

ちょうちょがいるところといえば……?「お花のところで見たよ!」
まずはじめに、本物のお花を観察し、ひとり一本のお花を作って、会場をお花畑にします!
それから、さまざまな虫たちが登場する絵本を読み、いろいろな虫が「かくれんぼ作戦」で身を守っていることを知っていきます。
そして、メインの、ちょうちょのクラフトとロールプレイ♪

自分が作ったお花と同じ色のちょうちょを作って、おやこでかくれんぼを体験します!
お父さんお母さんが、ちょうちょをつかまえる鳥の役、子どもたちはちょうちょ役。ひらひらと飛び立つちょうちょ、鳥が近づいてきたら翅を閉じて、同じ色の物にかくれんぼ!

自分がつくったお花はもちろん、「このお部屋の中で、そのちょうちょがかくれんぼできそうな場所は?」と尋ねると、あちらこちらに隠れるちょうちょたち!

真っ白なちょうちょは、ホワイトボード、お父さんの白いTシャツ、真っ白い靴。
オレンジのちょうちょは、机の上のトレーに、お母さんの鞄に。

「あれっ、ちょうちょが見えなくなった!」
「ひらひら……かくれろっ!」

子どもたちは、自分自身がちょうちょの視点になって、虫たちの世界の中に入っていきます。

さらに、もっと身を守れるようにするために、かくれんぼだけではない身の守り方を考えて、ちょうちょに紙を付け足して形にしていきます。

「毒があってね、食べられても硬いから、鳥が吐き出すの」
「土の色をしてて、普段は土にかくれてるんだけど、羽を広げるとまぶしくて、追い払えるの」
「葉っぱに隠れられるんだけど、目の模様がついてて、びっくりさせる!」
「猫の模様がついてて、かわいい仲間だと思わせている隙に、逃げるの!」

こどもたちのアイデアはどれも、「カモフラージュ」の考え方を大切にしながらも、「身を守るためには、こうしたらもっといいんじゃないかな?」というその子自身のオリジナリティあふれる考えが盛り込まれたもの!

ワークショップが終わるころには、一人一人の個性と、創意工夫がぎゅっとつまったちょうちょがたくさん🦋
親子でたっぷりと触れ合いながら、カラフルな想像力がひろがる時間を過ごしました。

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